何かと話題にのぼる箕輪厚介さんの鞄持ちをつとめていた方が始めたラーメン屋さん。元々は家系ラーメンのお店としてスタートしたそうなのだけど、何を思い立ったのか期間限定という触れ込みで二郎系ラーメン「まるじろう」を始めてしまったところこれがブレイク。売上が大幅に伸びたんだそう。家系×二郎はこれまでにも存在していたけど、気になっていたので行ってきた。
随所につめの甘さ残るが……
場所は中野ふれあいロードを進んで中野ブロードウェイに差し掛かったところで路地を右に折れたところ。券売機は現金が使えないので要注意。メニューのトップは看板の家系ラーメンを押しのけてまるじろうになってしまっている。二郎系というだけでそこまでかと思うけれど、このあたりが話題作りのうまい箕輪さんらしい。注文は「まるじろう 200g」。チケットを渡してセルフサービスの水をくむ。コップが冷えやすい大ぶりなステンレス製で、細かいこだわりが嬉しい。ライスが無料だけどこれは断った。

実はこのときまるじろうは2回目。訪問自体は3回目。1回目では美味しさを感じつつ納得のいかないところがあって、今回はブレなのかどうかを確かめたくての再訪問。マスターは気さくな感じで、お客さんをよく観察していて頻繁に会話が飛び交っている。顔も覚えられていてさすがだなと思う。

ラーメンは太麺の二郎系とは思えないはやさで出てくる。どうなってるんだろう。
麺は圧延工程の名残りが特徴的で、固すぎもせず柔らかすぎもせず臭みも感じられない。二郎インスパイア系のお店は麺作りで失敗しているところが多いのでここは第一関門クリアというところ。ただ、とろりとしたスープは乳化強めなせいか甘めで、キレが弱い。ベースが家系だからだろうか。にんにくの刺激が舌にピリピリ残るくらい強い。美味しいか美味しくないかでいえば美味しいよりだけれど、二郎ではない。なので二郎を期待しているとコレジャナイという感じ。好みで印象が大きく変わりそう。

煮豚は輪郭のはっきりした大ぶりのものが2枚で、バラ肉とウデ肉の2種類と手が込んでいる。見た目にはいかにも美味しそうなのだけど、食べてみると単なる茹でた豚かと思うくらい味が染みていない単調なもの。正直これはない。バラ肉の方は脂身がとても多く、2回目の今回も残してしまった。大きな課題だと思う。

野菜……残念ながら茹で過ぎでくたびれてしまっている。甘くて重いスープと一緒に食べると口の中でどろりととけてうーんという感じ。丼自体が小ぶりなこともあってスープがはやく冷えてしまい、最初のひとくちの美味しさが後半戦になるほど続かない。
1回目のときはスープがかなり甘めに感じて麺との相性に疑問がありこれはどうかなと思ったけれど、2回目はそれほどでもなく、まだまだ進化を続けているんだろうと思う。すっかりレギュラー化してしまったまるじろう。今後どうなっていくだろうか。


